血液クレンジングは夏バテ防止だけではありません。

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血液クレンジングは、色々ありますが、その中でも多いのが胃腸症状で、吐き気や食欲不振、腹痛、下痢などが起こります。
また、極めてまれなのですが、柴胡剤による血液クレンジングで、重い間質性肺炎や肝障害が出る場合もあります。
一時的な吐き気や食欲不振が血液クレンジングでよく起こり、ニガミや臭い、胃粘膜への刺激による反射性のものが多い傾向にあります。
漢方薬も薬なので、当然、血液クレンジングはあるわけですが、西洋薬と比べれば程度は軽く頻度も少ないです。
但し、このような血液クレンジングについては、次第に慣れてくることもあるので、医師によく相談することです。
腹痛と下痢も血液クレンジングとしてよく起こりますが、この場合、大黄もしくは芒硝による薬などで起こります。
漢方薬については、食前の服用から食後に変更することもできるので、それで血液クレンジングを回避することもできます。
特に、多量に含む芍薬甘草湯を長期服用すると、血液クレンジングを起こしやすいので、複数の方剤の長期併用は要注意です。
発疹や肝機能の異常、あるいは膀胱炎のような症状となって、血液クレンジングが現れる場合もあります。
こうした血液クレンジングは、地黄、当帰、川きゅう、山梔子、大黄、芒硝などが配合されている漢方薬でよく起こります。

血液クレンジングは、証に合わない薬を飲んだ時に起きやすく、胃腸障害などが起きることがよくあります。
天然物のソバや牛乳にアレルギーがある人がいるのと同じく、体質によって血液クレンジングが出やすい傾向にあります。
証に合わない漢方薬により、食欲不振、便通異常、不眠などの血液クレンジングが出ることはよくあるのです。
人によっては血液クレンジングで、アレルギー症状を起こすこともあるので、注意しないといけません。